【年利6%じゃなくなった!】スワップ目的で豪ドル円を運用した本音のはなし


スワップ投資で年利〇%はうそっぱち


2018年9月から、当時流行っていた「スワップ目的の豪ドル円やカナダドル円の積み立て」をやっていましたが。
わずか数か月でやめました。

その理由を書こうと思います。


まずは、こちらの記事をどぞ  (´・ω・)つ

⇒ 【豪ドル円投資の始め方】ローリスクで運用した実績をブログで公開!


ざっくりまとめると、
  • 豪ドルは安定した先進国通貨である
  • スワップポイントが高い
  • 3万円ごとに1,000豪ドル買うと、リーマンショック時の55円までロスカットされない
的なことが書いてあり、不労所得(スワップポイント)を目的とした豪ドル円の”買い”がおすすめされています。


結論だけ先に言っちゃうと、記事のとおりに豪ドル円を運用してみた結果、とうきび。が感じたのは
スワップだけを目的とした運用は楽しくないなぁ。。
ってこと。


だから、積み立ては4ヶ月で早々にやめまして。

ポジション差益がプラスになったら利確してやめよーかな、なんてのん気に考えていたら、元本を上回らないまま下落傾向にある為替差益で、トータル的には大幅にマイナス
現在、絶賛塩漬け中。(泣)


・・・まあこのあたりは、向き不向きもあるんだと思う。


でも、おんなじように感じる人はいるはずだから、不労所得(スワップポイント)目当ての運用をはじめてみようかなと思っている人は、ちょっとだけこの記事を読んで欲しいのです。


スワップだけを目的とした運用がとうきび。に向かなかった理由」、ぶっちゃけちゃいます!


スワップだけを目的とした運用に向かなかった理由

とうきび。が、スワップだけを目的とした豪ドル運用をやめた理由を具体的に言語化してみると、

  1. 政策金利に依存した利回り
  2. 証券会社によって異なるスワップポイント
  3. 結局、為替差益の影響が大きい
  4. 毎月の手動積み立てがめんどい

ってところかな。


情勢や証券会社の思惑ひとつで上下するスワップポイントを目的としているのに、


不労所得で利回り●%


みたいな皮算用をするのは違うんじゃないかな、と感じた次第です。


スワップ投資をやってみて疑問に感じた点

①政策金利に依存した利回り

2018年9月のスタート時点では、「スワップの利益だけで年利6%」を見込めるのが売りでした。

そこからオーストラリアの政策金利自体がずるずる下がったことに伴って、期待できる利回り「3%」まで下がっちゃったの。


見過ごすことができない、大きな問題です。

想定した利益の半分しか得られなくなるなんて・・・!


②証券会社によって異なるスワップポイント

オーストラリアの政策金利が下がったことによって、当時最高値圏の1日50円のスワップポイントを提供していたヒロセ通商も、今や15円程度。

2019年10月現在で一番高い証券会社でも、17円くらいじゃないかな。

そして、上記「参考記事」でおすすめされている証券会社も、ヒロセ通商からLIGHT FXに変更になっています。


でもね、現実問題、考えてみて。

スワップの高い証券会社を追いかけて、アチコチ口座をいったりきたりできる?

  • どこの証券会社が高スワップか調べなきゃいけないし(めんどい)
  • 新たに口座を開設しなきゃいけないかもしれないし(めんどい)
  • 口座ごとに資金管理しなきゃいけないし(めんどい)


どう考えても、現実的じゃなくない??

イチイチ決済するの?
ポジション損益がマイナスの分はカバーできる??
スワップが高い口座で追加積み立てしたとしても、前の口座の分はスワップ低いままだからね?


・・・って思いながら、とうきび。は、低くなったスワップポイントに甘んじながら評価損に耐える日々を選びました。
夢がないし、なんだか全然楽しくない・・・。


③結局、為替差益の影響が大きい

そして、これが一番大きいんだけど、
スワップポイントは結局のところ、為替差益からすると大したことない
ってところ。


あと個人的には、「中途半端なポジションをずっと持ち続けないといけない」とゆースッキリしなさがイヤでしたw


④毎月の手動積み立てがめんどい

これは『スワップ積み立てをやめてインデックスに移行していく件』でも書いたのだけれど、とうきび。は本業もあるし、毎日毎日投資熱が高いわけじゃないんだからねっ!って言葉につきます。


スワップは、あくまで”おまけ”

とうきび。の豪ドル運用実績

もう恥ずかしげもなく取引報告書をアップしちゃうけど、記事作成時点でのとうきび。の豪ドル(塩漬け中)は、こんなカンジ↓

2019年8月の豪ドルポジション損益



2019年7月末~8月頭の、FOMC→雇用統計後のもの。
多くの通貨ペアが軒並み下落したときの報告書です。


12万円の元本に対して、4,000豪ドル買っていて。


  • ポジション損益 -30,421円
  • 未決済スワップ +4,913円

と、差し引き、25,508円のマイナスですっ!(どんっ)


利回りにしたら、-21.26%

えっ、、、マイナス・・・?
年利6%って思って始めたのに??
うん。マイナス。


で、たぶん、たぶんなんですけど、、、
スワップ推しの人は、「ポジション損益」を計上しないんじゃないかなって思います。

決済してないから、未確定だしね。

未決済スワップ4,913円の部分だけを見て、
「ほら、11ヶ月で4%だよ、すごくない??」
って言ってるだけなんだなぁって。


だからこそ、これから「豪ドルスワップ始めよっかな」なんて思っている人には、この取引報告書をちゃんと見てもらいたいって思うんです。


わたしの(12万円の身銭を切った)取引報告書から、なにかしらを感じてもらえれば!!!!


損益を決めるのは、スワップじゃなくて為替差益

2019年8月2日までの豪ドル円チャート


たまたま。

たまたま今(2019年8月頭)の豪ドル相場が低い(72.5円)だけで、もしかしたら来月には80円に回復しているかもしれない。

・・・でも、してないかもしれない。

てゆーか、二度と戻らないかもしれなくて。


先が見えない中、毎月3万円ずつ積み立てるなんてこと、とうきび。にはできなかったんです。。


たとえば3万円を原資に、75円で1,000豪ドル買ったとして。

1万豪ドルで1日15円のスワップだから、1,000豪ドルだと、1日1.5円


76円になったときに売れば、1円×1,000通貨=1,000円の評価益(+)
74円になっちゃったら、-1円×1,000通貨=-1,000円の評価損(-)


1,000円とゆーのは1日1.5円のスワップを狙う投資をベースに考えると、約666日、なんと約1年10ヶ月分なんです!!!!


えっ、、、
スワップを目的とした運用って、なんだかセコいにゃ。。
それな!


スワップは”おまけ”と割り切る

結果として、差益をメインに、おまけとしてスワップをもらうのがいいんじゃないかと。


でも、上述のように、なんせとうきび。は面倒くさがりでして。


まあ、もっともな「兼業だから」って理由をつけられなくもないんだけど、ただただぐうたらなだけですwwww


だから、チャートに貼り付くとか、毎月手動で入金→積み立てとか、ホント無理。


じゃあどうするのにゃ??
自動売買でしょ!


とゆーわけで、
「プラススワップ方向のみのリピートをするFX自動売買」
をやってますー!



使っているのは、マネーパートナーズの連続予約注文

nano口座で7月の途中から運用している「NZDUSD」「EURJPY」「CADJPY」の3通貨ペアの、2019年9月末までの実績

  • 確定益 16,518円
  • ポジション損益 -4,731円
  • 未決済スワップ 1,489円

となっております。(元本165万円)


未決済損益を含まなければ想定年利は約4%ですが、良い部分だけを見て判断するのは時期尚早かな~と。


9月末時点でのポジション損益や未決済スワップも含めた

  • 時価残高=今、全決済したらトータルどれだけの損益か」は、0.8%
こっちを注視してほしい。


わたしを含めほとんどの人は、「長期投資」なんていいながら、実はそんなに含み損耐性高くないと思う。

だからここでは、為替差益も狙っていったほうが安定した利益になりそうだってことを感じてもらえればいいな!


ちなみに今のところ、じゅーぶんな利益と、想定内の含み損で運用することができています☆

感謝

リスク

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