長期的に利益を得たければインデックスファンドを積み立てるのがよい、というのが個人投資家の最適解であることは、歴史的に疑いようのない事実です。
⇒ 買っておけば勝手に増える、「インデックス投資」のすゝめ
インデックスファンドを購入する方法として現実的なのは・・・
- ロボアドバイザーにおまかせ
- 円建てでできる投資信託を買ってほったらかし
- 米ドル建てで米国ETFを買ってほったらかし
それぞれ、メリット・デメリットや手数料(信託報酬)、期待できる利益について検証していきましょう。
手間がかからなくて、利益が出るものが一番にゃ!
かけられる手間と、期待できる利益のベストな位置を探っていこー!
インデックスの種類
- 数値はすべて、2018年9月2日調査時点のものです
- 過去15年間の利益率が今後も続くと想定し、30年後まで算出
- 米ドル円は現在のレート 1米ドル=111円 で計算
ロボアドバイザー(ウェルスナビを想定)
- 期待利益率(年利) : 6.0%(ウェルスナビ公式HPより/1992年からウェルスナビがあったらという予測)
- 手数料 : 1%
投資信託(円建て)(eMAXIS Slim S&P500を想定)
- 期待利益率(年利) : 9.92%(設定されて間もないのでS&P本体の過去15年間の平均)
- 手数料 : 0.1728%
米国ETF(米ドル建て)(IVVを想定)
- 期待利益率(年利) : 9.92%(見つけられなかったのでS&P本体の過去15年間の平均)
- 手数料 : 0.04%
- その他(ドル転の手数料+買付手数料) : 住信SBI銀行で1ドル0.04円+SBI証券で約定代金の0.45%
手間と利益と手数料の比較
とうきび。が個人的にちょっとめんどくさいなーと思っているのは以下の点です。- ドル転
- 外国課税控除(確定申告)
それぞれ、表にするとこんなカンジ。
ドル転 | 外国課税控除申告 | |
---|---|---|
ウェルスナビ | 不要 |
必要
|
eMAXIS Slim S&P500
| 不要 |
利確した年のみ必要
|
IVV
| 必要 | 必要(NISA口座なら不要) |
まー、やりゃいいんだけどね、やりゃー。
さ~て、こっからは自分に合うものを選んでね!
①ドル転めんどくさーい族
ドル転に壁を感じているあなた。あなたは、「投資信託」がいいわね。
- 円建てで毎月コツコツ積み立てても買付手数料は無料
- 分配金は自動で再投資
- 「ウェルスナビ」は外国課税控除が必要だけど、「投資信託」は利確した年だけの申告になるのでかける時間は最小限で済む
②外国課税控除(確定申告)が難しそう・・・
残念だけど、どの商品を選んでも最終的にはやらなきゃいけないわ。でもそんなあなたにも「投資信託」がぴったりね。
- ドル転不要
- 外国課税控除は利確した年だけでOK!
やりたくないことは、なるべく回数を減らしたいものね!
③どれにも抵抗感がない
「ドル転」にも、「外国課税控除」にも抵抗感のないあなた。あなたはかなりの投資上級者ね!
そんなあなたは、「一般NISA」で「IVV」がいいでしょうね!
- 月10万円積み立てている場合はそもそも再投資できない
- NISAだと少額の積立でも買付手数料無料!
- NISAだとそもそも外国課税控除ができないので手間いらず
ただここで問題になるのが、「すでに一般NISA枠をいっぱいまで使っている人」ね。
長期保有を前提とするなら、「特定口座」で「IVV」がいいんだけど、買付手数料には注意が必要よ。
SBI証券での例だけど、約定代金の0.45%(最低0ドル、最大20ドル)がかかるわ。
1ドル110円で計算した場合の分岐点は、こんなカンジ。
投資額(円) | 投資額(ドル) | 買付手数料 | 買付手数料(修正) |
---|---|---|---|
10,000 | 90.9 | 0.41 | 0.41 |
100,000 | 909.1 | 4.09 | 4.09 |
120,000 | 1090.9 | 4.91 | 4.91 |
130,000 | 1181.8 | 5.32 | 5.32 |
150,000 | 1363.6 | 6.14 | 6.14 |
300,000 | 2727.3 | 12.27 | 12.27 |
400,000 | 3636.4 | 16.36 | 16.36 |
450,000 | 4090.9 | 18.41 | 18.41 |
480,000 | 4363.6 | 19.64 | 19.64 |
490,000 | 4454.5 | 20.05 | 20.00 |
500,000 | 4545.5 | 20.45 | 20.00 |
1,000,000 | 9090.9 | 40.91 | 20.00 |
1回の買付金額(円)を49万円以上にすると、買付手数料率を最低率にすることができそう。
ただ、49万円が貯まるまで、寝かせておくのはもったいない気がするから、
「投資信託」でコツコツ積み立てるのがいいのかな。
インデックス診断してみた結果
なんだか変な占い師みたいなのが出てきましたが、要約すると、
万人向けなのはドル転の必要ない
のどちらかなのは疑う余地がありません。
ただ1年近く実際に運用してみて、ロボアドが投資信託を上回る未来が見えなかったので選択肢から外しています。
- ウェルスナビ
- 投資信託
のどちらかなのは疑う余地がありません。
ただ1年近く実際に運用してみて、ロボアドが投資信託を上回る未来が見えなかったので選択肢から外しています。
よい運用ライフを!
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